肩のラインを整える注射の英語は何といいますか

ボトックス注射(micro plastic injection)はとても人気がある美容施術ですが、中でも顔を小さくする注射(toxin for masseter slimming)、脚を細くする注射(toxin for calf slimming)が広まってきたのと同時に、肩のラインを整える注射(toxin for shoulder slimming)も徐々に注目され、流行り始めています。やはり「直角肩」や「スワンネック」は多くの方の憧れのようです。

この注射の基本的な原理は、顔や脚への注射と同じです。ボツリヌストキシン(Toxin)を注射することで、一時的に神経と発達した僧帽筋(trapezius muscle)の接続を遮断し、収縮した筋肉をリラックスさせることによって、筋肉を柔らかく小さくして肩を細くし、肩のラインを整えます。

一般的に女性の体では、発達した僧帽筋のせいで、本来の体型以上に大柄に見えてしまうことがあります。僧帽筋(trapezius muscle)は三角形の広い筋肉で、左右両側が合わさって菱形になっています。これは首と肩の筋肉をつなぎ、肩のラインに影響を与える最も重要な筋肉の一つです。肩を細くする注射はA型ボツリヌス毒素の特性を利用して僧帽筋を取り除きます。注射後は肩のラインが柔らかく滑らかになり、正面から見ると余分な筋肉が消え、鎖骨がより際立つようになります。また背面から見ると、背中と首のラインが明確かつ立体的になり、肩幅が大幅に狭くなります。

ボツリヌストキシン(toxin)の正式名称はボツリヌス毒素(BTX: Botulinum Toxin)で、これはボツリヌス菌(clostridium botulinum)によって生成される高分子の神経毒素であり、その本質はタンパク質(protein)です。毒性はありますが、美容医療で使用されるボツリヌストキシンは大幅に希釈されており、毒性含量は非常に低くなっています。ボツリヌストキシンは医学分野での応用が1980年代から始まり、先天性の首の斜頸や筋肉痙攣などの治療に効果があったため、それが美容医療(aesthetic medicine)分野で広く応用されるようになっていきました。1992年には人体用のボツリヌストキシンの生産が米国食品医薬品局(FDA)の承認も得ました。この経緯からもわかるように、A型ボツリヌス毒素を主成分とする肩を細くする注射は非常に安全で効果的です。

特筆すべきは、この注射は見た目を美しくするだけでなく、肩こりを和らげる効果もあることです。僧帽筋は皮膚のすぐ下、それも比較的浅い位置にあるため、手で筋膜を解す(肩を揉む)ことで、簡単に肩こりを和らげることができます。そして、この注射の原理も僧帽筋をリラックスさせることで効果を得るものです。つまり、肩のラインを整えるだけでなく、肩こりを和らげる効果もあるということです。このように、こ注射の証明されている確かな美容効果と、肩こりを和らげる医学的な効果を組み合わせ、二つの効果を得ることができるのです。

Aiビューティークリニックでは、ドイツのBocouture/Xeomin、イギリスのAzzalure、アメリカのBotoxというボツリヌストキシンブランドをご提供しています。アメリカのアラガン(Allergan)社のボトックス(Botox)は業界のパイオニアとして最も有名です。ドイツのボコーチュア(Bocouture)はMerz Pharma Group製で、2011年にFDA認証を取得しており、イギリスで非常に人気があります。イギリスのAzzalureはIpsen製で、広がりやすく、肩や脚を細くする注射など、大きな筋肉に施術するのに適しています。これら三つはいずれも非常に安全なA型ボツリヌストキシン(botulinum toxin A)で、ボツリヌストキシンブランドの中でも人気があり、それぞれに利点があります。

注意点として、この注射は僧帽筋が発達していることが原因でお悩みの女性が適応だということがあげられます。確認の仕方として、両手を腰に当てて立って肩を後ろに引っ張った時に肩と首の部分が硬くなる場合は、僧帽筋が発達しているため、適応があると言えます。しかし、脂肪によって肩が厚くなっている場合は、脂肪溶解注射(Lipodissolve Injection)が適応になる可能性が高いでしょう。

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