脂肪粒(しぼうりゅう)/粟丘疹(ぞくきゅうしん)は英語で何と言いますか?

目の下にある白っぽくて小さな隆起、「white bumps(白いブツブツ)」が一体何なのか分からないという方も多いかと思います。閉塞コメド(closed comedones)?それともニキビ(pimple)?実はどちらでもなく、「脂肪粒(しぼうりゅう)」である可能性が高いのです。では、この脂肪粒は英語で何と言うのでしょうか?

 
 

よく目の周りに白くて小さなポツポツがあって悩んでいる方がいますが、それこそが脂肪粒です。英語では「Milia Seeds」や「Oil Seeds」と呼ばれ、医学的には「粟丘疹(ぞくきゅうしん)」とも言われます。「脂肪」と名前がついていますが、実際には脂肪とは関係がなく、皮膚の表皮や毛包(hair follicles)、汗腺(sweat glands)などの導管に角質がたまることでできる小さな嚢胞です。

「嚢胞(のうほう)」と聞くと不安になる方もいるかもしれませんが、これらの表皮性脂肪粒は非常に一般的なもので、白色あるいはパール状の小さな硬い粒として皮膚表面に現れます。大きさは針の先ほどで、白ごまのように見えることが多く、顔、特に女性の目元によく見られます。無害ですが、肌の滑らかさを損なうため、見た目の「清潔感」に影響を与えます。

 
 

ご存じのとおり、目元は顔の中でも最もデリケートな部位であり、皮下腺(sebaceous glands)が存在しないため、皮脂や老廃物の代謝(metabolism)がうまく行えません。そのため、目元の脂肪粒は“専用の閉塞コメド”とも言えるでしょう。脂肪粒ができる主な原因は、ホルモンバランスの乱れ(Hormonal Imbalance)と不十分な洗顔による毛穴(pores)の詰まり、もしくは誤ったスキンケアやマッサージ方法によるものとされています。また、東洋医学では、脂肪粒ができやすい体質は「脾臓の虚弱(Spleen Weakness)」のサインとも言われています。

脂肪粒自体は身体に害はなく、一部は自然に消えることもありますが、いわゆる「熟した」脂肪粒になると頑固で自然には代謝されにくくなります。そのため、多くの人が美容医療(aesthetic medicine)やスキンケア(skin care)を通じて、対処や改善を図ります。

 
 

皮脂分泌が多く、肌のキメが粗い方には、Hydrafacial(ハイドラフェイシャル)酸ピール(Acid Peel)が非常に効果的です。ハイドラフェイシャルは、ハイエンドのスキンケア(high-end skincare)として、肌を深くクレンジングしつつ健康的に潤いを与えることができ、敏感肌(sensitive skin)にも適しています。一方、酸ピールは酸の作用により毛穴の詰まりを素早く解消し、老廃角質を剥がれ落とし(exfoliate)、皮膚の新陳代謝を活性化させて、脂肪粒/粟丘疹や繰り返す閉塞コメドとサヨナラできます。

もし症状がより深刻であれば、レーザー治療という選択肢もあります。ロンドンにあるAi Beauty Clinicでは、専門的なピコシュアレーザー(PicoSure Laser Treatment)を用いた施術が受けられ、通常は1回の治療で効果が見られますが、再発する場合は再度の治療が必要になることもあります。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *