ヒアルロン酸による鼻基底(びきてい)のボリュームアップ

年齢を重ねると、顔に現れる最も目立つシワの一つが法令線(nasolabial fold)です。日常的に観察してみると、誰もがこの“法令線危機”を避けられないことに気づくでしょう。美意識の高い女優たちでさえ例外ではありません。法令線が深くなると、老けて見えるだけでなく、顔全体が垂れ下がって疲れて見えたり、険しい印象を与えたりと、親しみにくい雰囲気さえ生まれてしまいます。つまり、アンチエイジングケアにおいて法令線対策は非常に重要なポイントなのです。そしてその鍵となるのが、“鼻基底の陥没”の理解です。

 
 

法令線は、単なる皮膚のたるみだけが原因ではなく、筋肉の動きや表情のクセなど、複数の要因が複雑に絡み合って生じますが、最終的に見た目に影響するのは“鼻基底の陥没”です。
鼻基底とは、鼻の両側から上唇にかけての基盤部分を指し、この部分がへこんでいると、顔の中心に“凹み”があるように見え、鼻が低く、口元が突出して見えるため、結果として法令線が深く目立ちやすくなります。

鼻基底の陥没の原因としては、

  • 生まれつき骨格構造がへこんでいる場合

  • 上下の骨の高低差が大きく、口元が出ている場合

  • 加齢による骨の萎縮・軟部組織の減少

などが挙げられます。人間の頭蓋骨構造上、鼻基底の陥没と法令線はセットで現れやすく、片方だけが独立して存在することは稀です。そのため、法令線の見た目を根本的に改善したい場合、鼻基底へのボリューム補填が非常に有効です。その中でも、特に広く知られているのがヒアルロン酸(玻尿酸)による鼻基底への注入です。

 
 

ヒアルロン酸(Hyaluronic Acid/中文:玻尿酸/別名:糖醛酸・透明质酸)は、もともと人体の真皮組織に存在する成分で、水分保持力に優れています。
美容医療では、ヒアルロン酸をフィラー(注入剤)として、しわ・へこみ・ボリューム不足の部位(唇・頬・鼻筋・顎など)に注入し、ナチュラルな仕上がりで立体感を与える目的で用いられます。

ヒアルロン酸による鼻基底の注入は、

  • 鼻翼の外側のへこみ

  • 法令線そのもの

  • 口角の外下方

などに中分子ヒアルロン酸を注射し、体内の既存ヒアルロン酸と融合させることで、鼻基底のくぼみをふくらませ、法令線の隆起をなだらかにします。
注射直後から効果が現れやすく、即効性のある若返り施術として人気があります。

 
 

この施術は、骨膜層への注入技術を要し、表情筋の動きが多い部位でもあるため、注入量のコントロールが非常に繊細です。未熟な施術者による注入では、ヒアルロン酸がすぐに移動してしまい、効果が持続しない可能性があります。
そのため、経験豊富な医師によるプロフェッショナルな注入が必須です。

イギリスでは、アジア系の方々に特に人気のある医療美容機関が「Ai Beauty Clinic(アイ・ビューティー・クリニック)」です。
英国国家医療監査機関CQC認証を受け、GMC/NMC登録済の医師・看護師が在籍し、アジア系の顧客対応経験も豊富。さらに、多くの有名メーカーから公式認定を受けており、信頼性・安全性・技術力において非常に高い評価を得ています。
ヒアルロン酸による鼻基底の注入は、毎日予約が入るほどの人気施術となっています。

インプラントや他の施術方法と比較しても、

  • 施術がスピーディーかつシンプル

  • 自然で即効性のある仕上がり

  • 麻酔不要・異物反応の心配なし

といったメリットがあり、初めて美容医療に挑戦する方にもやさしい選択肢です。
また、ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分のため、時間の経過とともに自然に代謝され、安全性も非常に高いのが特徴です。

ただし、効果を維持するには定期的な追加注入が必要であり、“永久効果”などと謳う宣伝には注意が必要です。

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