Microneedlingは日本語で何と言う?

数あるスキンケア治療の中で、特に耳にする機会が多いのがMicroneedling(マイクロニードリング)です。日本語では「ダーマペン」や「マイクロニードル療法」などと呼ばれるこの施術は、長年にわたり美容医療の現場で活用されてきました。肌荒れやニキビ跡、乾燥やエイジングサインに悩む方々にとっては、まさに救世主ともいえる施術です。

 
 

Microneedlingは、正式には経皮的コラーゲン誘導療法(percutaneous collagen induction therapy)とも呼ばれ、極細の針で皮膚に微細な穴を開けることで「コントロールされた損傷」を与え、それにより皮膚の自然治癒力を高め、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。最初にこの治療法が発表されたのは1995年で、Orentreichらが「サブシジョン(subcision)」という新しい治療として提案しました。皮膚に90度の角度で針を垂直に挿入し、表皮の下にある筋膜の結合を分断し、シワを改善するというものでした。

現在では、この技術はさらに進化を遂げ、様々な部位やお悩みに対応できるよう、印章型のマイクロニードル、ナノニードル、RF(高周波)マイクロニードルなど多様な種類が登場。また、フォトフェイシャル(IPL)やケミカルピーリングボトックス注射など他の美容施術と組み合わせることも可能になり、治療の幅が大きく広がっています。

 
 

マイクロニードリングの仕組みは、ナノレベルの極細針で肌の浅い層から深い層まで微細な通路を作り、その通路を通じて成長因子や有効成分、多種の栄養素を効率よく浸透させるというものです。吸収率は通常のスキンケアの約4000倍にもなり、非常に高い効果が期待できます。乾燥肌、敏感肌、小ジワ、ニキビ跡、色素沈着、ストレッチマーク、紫外線ダメージなど、幅広い肌トラブルの改善に適しています。

ロンドンのAi Beauty Clinicでは、このMicroneedling施術において、肌の状態や目的に応じて有効成分を選定し、使用する針の長さも(0.25mm〜2.0mm)調整可能です。これにより、より効果的にお悩みにアプローチすることができます。さらに、使い捨て専用チップを使用するため、交差感染のリスクがなく、安全で衛生的です。薬剤が肌の各層に届くことで、その効果も最大限に引き出されます。

 
 

「痛みはありますか?」とよく聞かれますが、基本的には水光注射と同様、多少のチクッとした感覚はあるものの、針が垂直に入る構造のため、痛みはそれほど強くありません。皮膚の真皮層を刺激し、自然な修復力を高めることで、コラーゲン生成を促し、肌のハリや弾力を取り戻します。マイクロニードリング後には、表皮の厚みが約8%増加すると言われており、レーザーやフィラーに匹敵する効果があるとされています。

この治療は副作用も非常に少なく、安全性の高いアンチエイジングケアとして、日々忙しい社会人の方々にも人気です。週末に施術を受けて肌に“エネルギーチャージ”をする方も増えています。

ただし、マイクロニードリングは施術者の技術によって効果やダウンタイムが大きく変わるため、クリニック選びが非常に重要です。Ai Beauty Clinicでは、すべての施術を英国GMC/NMCの医療資格を持つ、経験豊富な医師・看護師が担当。特にアジア人の肌質に熟知しているスタッフが在籍しており、日本人のお客様にも安心してご利用いただけます。

施術後は、赤みや針跡が一時的に残ることがありますが、当院ではアフターケアもしっかりと行っており、ほとんどの方が2〜3日で回復されます。洗顔はぬるま湯で優しく行い、必要に応じて軟膏や保湿ケアを取り入れてください。小さなかさぶたができる場合もありますが、通常は1週間以内に自然に剥がれます。術後の紫外線対策も大切で、翌日から外出やメイクも可能なので、日常生活への支障はほとんどありません。

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