美容医療技術の進化に伴い、多方面からエイジングケアを目指す機器も増えてきました。その中で、Fotonaという名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。では、Fotonaとは具体的に機器の名前なのか、それとも施術名なのでしょうか?
実は、Fotonaは1964年に設立された、ドイツに本社を置くレーザー機器ブランドで、もともとは軍事用レーザーとして使用されていた歴史ある企業の一つです。現在、中国国内で使用されているFotonaの機器は主にスロベニア製です。2004年に中国市場へ参入し、その際に代理店によって「欧州之星(ヨーロッパスター)」という美しい中国名が付けられました。

Fotonaは固体レーザー医療分野で世界的なトップレベルを誇り、その後徐々に医療用途に特化し始めました。脂肪溶解(溶脂)やスキンリサーフェシング(飞梭点阵)、さらにはデリケートゾーンの治療など、さまざまな用途のレーザー機器を展開しています。
中でも、最も知られているのがFotona 4Dという機器です。これは、多層にアプローチするリフトアップと肌の引き締めを実現する若返りレーザーです。
技術の進化と共に、Fotona 4Dは現在、さらに進化したFotona 4D Proへと発展しています。Fotona 4D Proは、顔全体の立体的なアンチエイジングを目的とした、Fotona独自の世界初レーザーシステムです。
この機器は、Er:YAG(2940nm)レーザーとNd:YAG(1064nm)長パルスレーザーの2波長を組み合わせ、さらにFotonaの特許技術である以下の4モードを一台に統合しています:
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SmoothLiftin(Smoothモード)
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Frac3(FRAC3モード)
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Piano(Pianoモード)
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Superficial(Superficialモード)
これにより、世界初の「内外からの分層治療」四次元アンチエイジングアプローチを実現。輪郭老化・色素老化・肌質老化・体積老化という4つの老化にアプローチし、たるみ・下垂・脂肪過多の3方向から脂肪分解、リフトアップ、肌再生を目指します。
Fotona 4D Pro 各モードの働き
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Smoothモード:コラーゲン収縮を促し、新しいコラーゲンの生成を刺激。
→ 目的:肌の引き締め・リフトアップ -
FRAC3モード:3D点状パターンで蓄積されたメラニンを破壊。
→ 目的:美白・肌のキメ改善 -
Pianoモード:秒単位の長パルスで脂肪層まで到達し、脂肪分解を促進。
→ 目的:脂肪分解・肌の引き締め -
Superficialモード:Er:YAGレーザーによる表皮の冷却剥離。
→ 目的:肌の再生・小ジワ改善
Fotona 4D Pro の特長
Fotonaを代表するこのFotona 4D Proは、「無痛・非侵襲的・即効性・ダウンタイムなし」という利点から、世界中のエイジングケア市場で高く評価されています。施術後すぐに日常生活に戻れるため、仕事や生活に支障をきたすことはありません。
この機器はすでに、EUのCE認証、中国のCFDA認証、そしてアメリカのFDA認証を取得しており、顔および身体への非侵襲的な脂肪溶解&引き上げ治療が可能です。
Fotonaによる施術の主な効果
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深部脂肪溶解:目の下のたるみ(眼袋)、二重あご(双下巴)の除去
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引き締め&リフトアップ:たるみ肌の改善
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コラーゲン再生:目元の小ジワ改善、毛穴縮小
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美白&肌トーンアップ:クマ除去、肌のトーン改善、赤ら顔の軽減
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肌質改善:肌のザラつき、毛穴の目立ち、くすみの改善
施術回数と効果の持続について
Fotonaの施術は段階的に効果が現れるタイプです。1回ごとにしっかりと効果があり、特に1~2週間後が効果のピークとされています。さらにその後、コラーゲンの新生による長期的な若返り効果も期待できます。
初期は約1ヶ月に1回の頻度で行い、基本コースは3~5回が推奨されています。術後の適切なスキンケアを行うことで、効果は1〜2年程度持続します。