Keratosis pilaris(ケラトーシス・ピラリス)は、日本語で「毛孔性苔癬」または「毛孔性角化症」と訳されます。日本では「さめ肌」「鳥肌」「二の腕のぶつぶつ」などと呼ばれることもあり、多くの方が一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
ケラトーシス・ピラリスは、慢性的な毛穴の角化(毛包の出口が角質でふさがれる状態)を特徴とする皮膚の良性疾患で、遺伝性があるとされています。健康への影響はありませんが、見た目や肌触りに影響し、特に顔に出るとザラつきや化粧ノリの悪さなど、美容面で悩みになることがあります。

どんな症状?
主に上腕、太もも、お尻、顔まわりなど、皮脂分泌が多い部位に小さなザラザラとした角質性のぶつぶつ(角化性丘疹)が現れます。見た目は毛穴に小さな白や赤の粒が詰まったような印象で、指で触るとざらっとした感触があります。まわりに赤み(毛包周囲紅斑)を伴うこともあります。
冬の乾燥する時期や肌バリアが弱っているときには、悪化しやすく、かゆみやヒリつきを感じることもあります。
なぜ起こるの?
多くの場合は遺伝的要因が関係していますが、後天的な要因でも症状が出ることがあります。たとえば:
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間違ったスキンケアや洗いすぎ
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乾燥による角質層の肥厚
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思春期の皮脂分泌の増加による毛穴詰まり
などが引き金となります。角質が過剰に生成され、毛穴がふさがることで発症します。

他の皮膚疾患とどう違うの?
ニキビや湿疹と混同されやすいですが、ケラトーシス・ピラリスは毛穴に小さな角栓が見えるのが特徴です。特に鼻の横や頬、肩、前腕、すねなどに多く見られます。男性の場合はこめかみや頬の赤みも特徴的です。
治療方法は?
皮膚科や医療美容クリニックでは、以下のような治療が行われています:
● 外用薬
尿素や乳酸が配合された保湿クリームを使って、角質をやわらかくし、ザラつきを改善します。
● ケミカルピーリング(化学的角質除去)
角質細胞の結合を分解する酸(AHA・BHAなど)を使用して、肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりや肌のザラつきを改善します。ただし、濃度や使用方法を誤ると刺激になるため、自己判断での使用は避けましょう。

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ケラトーシス・ピラリスは命に関わるような病気ではありませんが、見た目に大きく影響し、多くの方の悩みの種です。ロンドンで生活する日本人の皆さまも、ぜひ医療美容の専門家によるプロフェッショナルなケアを受けてみてください。Ai Beauty Clinicなら、あなたの肌質・症状に合わせた最適な治療をご提案いたします。
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