フォトフェイシャルにはどんな副作用があるの?

フォトフェイシャルは、近年登場した非剥離型で、肌の光老化現象を改善する新しい美容技術です。しわやしみを改善するだけでなく、美白やキメの整った肌へ導き、毛穴の引き締めにも効果があることから、安全性と効果の高さで多くの方に選ばれています。では、そんな多機能な施術に副作用はあるのでしょうか?今回はその点について詳しく解説します。

 

フォトフェイシャルとは?

特定の強い光を肌表面に照射し、皮膚の深層にまで届かせて、色素や血管に選択的に作用させます。これにより色素を破壊し、拡張した毛細血管を閉じ、真皮層のコラーゲンやエラスチン繊維に変化を与えることで、肌のハリ・艶・キメを整え、美白やしわ改善、毛穴の引き締めといった効果をもたらします。


主な副作用

美容初心者にも向いているとされるフォトフェイシャルですが、医療行為である以上、副作用のリスクもゼロではありません。

 
 
 
  1. 火傷(熱傷)
     照射エネルギーが過剰な場合、皮膚に火傷を引き起こす可能性があります。これは認可されていない機器の使用や、施術者の技術不足が主な原因です。重症化すると感染や瘢痕につながることもあります。


  1. 赤み・腫れ
     施術後、肌が敏感になり、一時的に赤みや腫れ、かゆみ、皮むけが生じることがあります。特に色素が濃い肌では赤みが強く出やすい傾向がありますが、これらは一時的な反応であり、正しいアフターケアにより数日で回復します。保湿と鎮静が重要です。


  1. かさぶた形成
     通常は肌を傷つける施術ではないため、かさぶたができることは稀ですが、血管に関連する肌トラブルへの施術時には軽度のかさぶたが形成されることもあります。この場合も、医師の指示に従ってケアを行えば、1週間程度で自然に治癒します。


  1. 色素沈着
     施術後に肌の修復が不十分だと、まれに色素沈着が起こることがあります。不適切な照射により細胞が損傷し、自ら回復する力を失うと、かえってしみが濃くなってしまう恐れがあります。正規の機器と適切な施術を受けることが重要です。


  1. 角質層の損傷
     高品質な機器であれば肌表面を傷つけずに深部へ作用しますが、不良品や模倣機器では熱が重なって角質層を傷つけることがあります。角質が傷つくとバリア機能が低下し、水分の蒸発が進み、肌のバランスが崩れて老化が加速します。


  1. しみの再発・悪化
     しみが改善されたように見えても、時間が経つと再発し、むしろ範囲が広がることがあります。これは機器の品質や術後のケア不足が原因となることがあり、紫外線対策や保湿ケアを怠ると効果が十分に発揮されません。

 
 

この疑問はよく聞かれますが、答えはいいえです。肌は常に新陳代謝を繰り返しており、正しい機器を使えば、光と熱の刺激によってコラーゲンの生成が促進され、肌はむしろ厚く、強くなります。「肌が薄くなる」というのは誤解であり、むしろ健やかな肌を育てる手助けになる施術です。

Leave a Reply