「糸リフト」って英語で何と言う?

数ある美容医療(aesthetic medicine)の施術の中でも、「糸リフト(线雕)」または「スレッドリフト(埋线)」は、非常に定番のアンチエイジング施術の一つです。その原理は、体内で吸収される特殊な糸(蛋白线 / Polydioxanone(PDO))を皮膚内に挿入し、「糸」の力でたるんだ顔のラインを素早く引き上げ、**顔の輪郭(face shape)ほうれい線(Nasolabial folds)**などを改善するというものです。実は、イギリスでもこのような糸リフトの施術が行われています。

では、「糸リフト」は英語でどう表現するのでしょうか?

「线雕(Line carve)」の「线(糸)」は、主に蛋白线(Polydioxanone: PDO)を指します。これは体内で分解・吸収されるスパイラル状の美容糸のことで、医療現場では「PDO Thread lift(蛋白线提升术)」と表記されることが多いです。

このPDO糸は皮膚の真皮層に挿入され、糸の間隔や挿入方向に沿って顔のラインを引き上げます。また、糸そのものが皮膚に微細な刺激を与えることで、皮膚内の線維芽細胞(fibroblasts)が活性化され、コラーゲン(collagen)が生成される仕組みになっています。

 
 

安全性は?

多くの方が「それって安全なの?」と疑問に思うかもしれませんが、その答えは「安全」です。実際、この**蛋白线(PDO糸)**は、心臓手術で用いられる縫合糸と同じもので、体内でゆっくりと分解・吸収されます。6~8ヶ月間かけて持続的に皮膚のコラーゲン再生を促進し、異物反応を起こすことなく、安全かつ効果的に作用します。


糸の種類と用途

糸リフトにはさまざまなサイズや種類があり、それぞれ用途が異なります。

  • 小さめの糸(Cogged threads / 鋸歯状糸):
    小さなトゲが付いたタイプで、局所的にコラーゲンの増殖を促します。コラーゲンは収縮特性を持っているため、皮膚や皮下組織を引き締めてリフトアップする効果があります。

  • 大きめのVリフト糸(Smooth threads / 滑らかな糸):
    トゲがない滑らかな糸で、顔全体のたるみを骨格レベルで引き上げるのに使用されます。深層組織を元の位置に戻し、上向きのハリ感を保ちます。

 
 

層ごとの作用と効果

専門的な美容医療機関において、蛋白線リフトは肌の各層に対して多面的に作用します:

  • 表皮層(Epidermis):肌のトーンを明るく整える(brightening your skin tone

  • 真皮層(Dermis):コラーゲンの再生(regenerating collagen

  • 皮下組織(Subcutaneous tissue):支持とボリューム補充(supporting and replenishing functions

  • SMAS筋膜層(Superficial musculoaponeurotic system / SMAS):深層リフト(deep tissue lifting

  • 靱帯構造(Ligaments):弾力の再構築(rebuilding elasticity

  • 筋肉層(Muscular layer):位置の固定と安定(raising up and stabilizing shape

 
 

ロンドンにあるAi Beauty Clinicでは、蛋白线雕(PDO Thread lift)において豊富な臨床経験を有しています。イギリスのCQC(Care Quality Commission)認証も取得しており、安全性と専門性が保証されています。

また、ヒアルロン酸(hyaluronic acid)ウルセラ(Ultherapy)サーマクール(Thermage)などの人気美容施術と組み合わせ治療を行うこともでき、患者様一人ひとりに最適な美容プランをご提案しています。

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